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現在の日本では65歳以上の人口が全体の約30%を占める、世界でも稀な超高齢社会です。これは高齢化社会7~14%の基準を大きく超え、他国と比べても突出した数字です。
つまり、世界でも60歳以上が3割を超える国は非常に少なく、この国の現状を浮き彫りにさせています。
総務省などの統計(2023年の時点)から国内の状況をみてきましょう。「親の介護」「自分の老後」「将来の生活不安」など、日本の多くの人が抱えている悩みが──この数字の裏にあります。
日本国内の状況
(「総務省統計局」「国立社会保障・人口問題研究所」より)
日本の総人口は約1億2435万人に対し、65歳以上の人口が約3623万人(約29.1%)。
- 65〜74歳: 約470万人(約13.0%)
- 75歳以上: 約583万人(約16.1%)
という高齢者人口では、75歳以上の方が多いという逆転現象が起きています。
また深刻な問題「少子化・人口減少」も同時に、この国は抱えています。出生数は2024年に72万人台と過去最少という水準に落ち込み、出生率は1.3%前後と低水準が続きます。
このまま出生数が減り続けると、今後は若い世代(0〜14歳)がさらに減少していくという見込みです。
1950〜現在〜未来の推移をみる
1950〜現在〜未来の比較として、次のような変化がみられます。
- 1950年代: 高齢者が少なく、子どもや若者が多いピラミッド型
- 現在: 高齢者が増え、若年層が縮小して逆ピラミッドに近い構造へ
- 未来(2060年予測): 65歳以上が約40%へ
この推移をもっと具体的にわかりやすくすると、以下の通りです。
- 子ども(0〜14歳): 約12人
- 働き世代(15〜59歳): 約53人
- 60〜64歳未満: 約7人
- 65歳以上: 約29人
加えて、医療・介護の負担が増大していくという問題も深刻化しています。高齢者が増えることで、国の医療費・介護費の負担が増加して、社会保障費全体に大きな影響を与えていきます。
このような日本の現状を踏まえた上で、私たち個人として、生き方を見つめ直してみましょう。
“老いる”とはどういうことか
“老いる”とは、「身体が動かなくなる中で生きる意味を探す」ことだと感じています。
私は病棟で働く看護助手の経験があり、現場で働く場としての
病院・病棟、看護師と患者さんとそのご家族、
看護師⇔看護助手⇔患者さんなどという関係の中で、
「人間の尊厳」という人間としての根本的な問題と課題を短い期間ではありましたが、学ばせていただきました。
私が働いていた内科病棟では、常に入院患者のうち高齢者は8~9割、皆さん病態は深刻でした。
身寄りが全くいない方、午前まで何も問題もなかった方が夕方にはあっけなく旅立たれる、いつも静かにされていた方がそわそわしだして数時間後には…。
そんな方々は皆さん、「自分の人生は思い通りになる」と信じて生きてこられたのです。
まさに、さだまさしさんが歌う「療養所(サナトリウム)」のように、様々な人生を抱えた現場でした。
死と同様に、老いることは誰にも避けられません。だから、元気なうちに「身体が動かなくなる中で生きる意味を探す」準備を今からしておけば、恐れることも、怖がることも、焦ることもなく、老いた自分と向き合えると信じています。
「人は年齢とともに夢を失うのか、抱えるのか」ではなく、「傷ついた心と身体を抱えて希望を持ち続ける」。
これが“老いる”を正しく生きる道ではないでしょうか?
今からできる準備として、日記をつけることや一日の指針を書く、ウォーキングを始める…自分の心と身体をいたわる。完璧でなくて大丈夫です。自分にできることを、少しずつ。できるところから、手をつけられるところから始めましょう。

